京ろまんは寝ぼけて、変な夢をみて妙な行動をして自分の親を困らせたことがある。京ろまんはこんな夢をみた。それは中学校のときである。
夢の中で、数学の宿題がだされた。その授業は円周率などの円に関する授業のときで、課題は「円周率をしっかり計算し、来週のこの時間の授業までに立体の円(ボールみたいなの)をつくること。」だ。立体のボールをつくることが困難でどうしようと困っていたところで京ろまんは目が覚めた。この夢を京ろまんがボケていたのか、正夢と勘違いして「早く宿題提出しないと〜。」と焦って親に相談をし、父親と四苦八苦した上、念願の紙の立体ボールを作りあげたのだ。とても大変な課題だった。
立体でツルツルの丸を作るのは、至難の技で文房具屋でいい紙を何枚も買い、かなりの時間を費やした。出来あがったときの感動は素晴らしく、京ろまんの父親も満足げだ。
それをどうどうと京ろまんは、学校に持っていき、数学の授業のとき机に乗せてまっていたら京ろまん以外でそんな荷物を持っている人は誰もいない。
みんな出来なかったのだろうと回りの友達に聞いてみたら皆口をそろえてこういった。「そんな宿題身に覚えがない」と。
そのとき京ろまんはハッとした。その宿題が夢であったことを京ろまんは思い出したのだ。
その瞬間を京ろまんは今でも思い出す。
あんなに頑張って作ってくれた父親に申し訳ないと。もちろんその話を父親にして京ろまんはめちゃくちゃ怒られた。「ぼけたことするんじゃない。しっかりしろ。お前大丈夫か?」と。怒られた要因の中には京ろまんは大丈夫か心配の要素も含まれていただろう。
でもなぜ、夢を正夢と勘違いしたのだろうか?相当その夢を見た日は疲れていて熟睡していたに違いない。夢を正夢に間違えるぐらいだから完全に爆睡だ。
他の人にも問いたい。夢を正夢と勘違いしたことある人いるだろうか。この件に関して京ろまんだけではないのではと思う。こんなこと誰でも一度は経験あるものだと信じたい。
ほんとに夢って不思議だな。どうして夢を人がみるのか京ろまんは人間の心理を知りたいと思った。
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